町内美化運動の日だったため、朝は草刈りをしたあと、自宅を出発朝マックをして、福浦に到着したのは10時近くだった。駐車場には私達の車のほかには1台だけ個人客がいただけだった。
海況は海面がざわつき、周期的に波が来る。
「くらど」という赤潮のような濁りが発生していて視界不良とのこと。「くらど」は微生物で錆びた水道水のような赤茶色の水の層になっている。
どうしようか迷ったが、1本目はオオウチワへ。バディが旦那なので帰り道にオクトパスを貸すことになる。
沖のフラッグまで水面移動をしたが、トビウオのようにカタクチイワシの若魚がピョンピョンと目の前を跳ね、頭に当たったりする。水面近くは「くらど」で赤茶色の層が続き、沖のフラッグで潜行したが、視界が悪く、表層が「くらど」で覆われて日光が遮られているためナイトダイブのように暗い。
地形がよく見えないため、海底近くを移動。旦那はエア温存のため少し上を移動したが、あまり離れるとお互いが見えなくなる。
いつもなら、ランドマークのオオウチワすらかすんでしまって良く見えない。
まずは枝のようなヤギについているガラスハゼを撮影。次に本日の目標であるトラフケボリを撮影。旦那はトラフケボリに執着して何枚も撮っているので、私はウチワのオルトマンを撮影していたが、旦那はすでに私のオクトパスを吸っている。「帰りのエア大丈夫だろうか」とちと心配。
撮り終えて帰途へつく。しばらくオクトパスでつながりながら進む。エア残量が少ないため浅い水深をとったので、視界が悪くコンパスが頼りだ。イソギンチャク畑のイカリに当てたときはほっとした。
この時点で私の残圧も50を切りそうだったので、旦那はオクトを離して3mくらいの水深にあがりシュノーケリングで帰る体制にはいった。私も3分の安全停止をせずにエキジットできるようにイソギンチャク畑からは5mの水深でエキジット口まで向かい、そのままエキジット。残圧は20だった。旦那は0。
視界不良・波ありでギリギリなダイブだったが、写真はバッチリ撮れた。
1本目で見られた生物は、ガラスハゼ、トラフケボリ、オルトマンワラエビ、カタクチイワシの群れ
2本目はベニカエルアンコウ撮影を第一目標にポイントへ向かう。あっさりとベニ発見。
しばし、撮影する。
すこし奥のヤギについているベニキヌツヅミガイの仲間を発見!ベルを鳴らして旦那を呼ぶ。
旦那は嬉しそうにしばら~く貝を撮っていた。
私は貝は2~3枚撮ったら飽きたので、ヤドカリを探して撮っていた。ヤドカリは大好きな被写体なのだ。翡翠のような瞳が好きだ。
ロープ沿いの小さなイソギンチャクのにはクマノミの赤ちゃんやイソギンチャクエビがいたので撮影し、岩陰の生物を探して撮影しながらエキジット。
2本目で見られた生物は、アヤメケボリガイ、ダテハゼ、ハナハゼ、キンチャクダイ幼魚、ベニカエルアンコウ、ソメンヤドカリ、クマノミ、イソギンチャクエビ、ニジギンポ、イソカサゴ、ミノカサゴ、ムカデミノウミウシ
天気予報は雨だったが、ついた頃には曇天になり、帰りも機材はそこそこ乾いた。
サドルバックカフェに寄って遅いランチをして帰途についた。
11/6 1本目 オオウチワ(セルフダイビング)
潜水時間56分 開始時10:27 浮上11:23 Max18.9m Avg13.7m
水温21度 気温18度 透明度2-8m 残圧(180→)20※オクトパス貸与 ウエイト2kg(ドライ・スチール10L)
11/6 2本目 ロープ沿い(セルフダイビング)
潜水時間65分 開始時12:36 浮上13:41 Max11.0m Avg8.8m
水温21 気温21度 透明度4-8m 残圧(180→)90 ウエイト2kg(ドライ・スチール10L)
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