この日は午前中のドルフィンスイムだったので、スタッフが8時過ぎに迎えに来た。
前日より海は荒れているという。
この時のゲストは私達の他に若い女の子が5人。皆さん、かなりイルカ好きのようだった。
乗った漁船は「大洋丸」前回の御蔵行きの時に乗った船の記憶がある。船長が高い椅子席からイルカの場所を見つけて指示を出す。イルカの進行方向に船をとめて待つスタイルなので至近距離で遭遇しやすい。
御蔵島の海は前日よりも波もうねりも大きくて、スキューバだったら絶対無理な雰囲気。高波が砕け散っているので、絶対に岸に寄らないようにしなくてはと思った。
船長の指示で、右舷にまたがってイルカの来るのを待って、エントリーを繰り返す。
イルカの進行方向で待つため、かなり近い距離でイルカと遭えた。併走しながら手の届きそうな距離でシャッターを切る。イルカは物凄く早い。ずっと一緒に泳いでいたいけど、息が続かない。追いつけない。
カメラを構えているとイルカと絡めないので、最後のエントリーでは写真は撮らず、イルカの姿を確認して潜っていき、イルカのほうに手を差し出してみた。
するとイルカと目が合って、なんと、イルカが寄ってきた。
目の前にイルカがいる。蒼い世界でイルカの瞳を見ていると、不思議な気持ちだった。ヒーリングされるというより、心が洗われるというか、イルカの無垢な心が伝わってくるような気がした。
この体験は、またしたいので、こんど御蔵に来るときは写真は2の次にして、イルカと交流することを主にしたいと思ったくらいだった。カメラがないほうが良い時もある。
ホテルに帰って、機材を洗ったり、ラッシュを洗濯機にかけたりと、レイトチェックアウトにしたので、のんびりしていたら、ホテルの人が部屋に来て、東京行きの帰りのかめりあ丸が条件付の出航となって、港が目の前の阿古から伊ケ谷港に変更になったので、マイクロバスで港まで送るという。
土産物店に寄って、とか考えていたが、慌ててスーツケース(宅急便)を預けて、バスに乗った。
港では既にたくさんの車があちこちに停まり、船を待つ人々が大勢詰め掛けていた。
日影があまりないのと、待合所も風が通らなくてめちゃ暑く、船の到着も遅れていて、めげた。
20分くらい遅れて、かめりあ丸が入港して着た時はほっとした。
大きな客船なのだが、ゆっくり大きく揺れていた。
この日の夜の三宅島行きの便は欠航になった。
家に着いたのは23時頃。泥のように疲れたが、かなり想い出に残る海だった。
7/17 9:00-11:00 ボート・スキンダイビング (波高4m・うねり大)
水温27度 気温33度 透明度10-20m ネックウエイト1kg(水着) |
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