西湘バイパスを走っている時に小雨がパラパラと降っていた。
空はどんよりと暗く、海は鉛色。
しかし、波もうねりもなく穏やかな海況だ。
福浦の駐車場には一番のりだったが、すでにセッティングの準備をしているショップの人達がいた。

エントリーすると、暗くて視界が悪い。オキアミの塊を餌カゴにセットしてアオリイカの産卵床に向かったが、イカは一匹もいなかった。
白い卵塊だけはあちこちに確認できた。

檻の上にはウツボが4匹くらい乗っかっていた。
ウツボを撮りながら、ふと見ると大きなサザエが角についていて、正面に回ったら大きなヤドカリだった。

昨日の高砂さんの写真展で半水面の見事な写真を見たので、今日は半水面写真の練習をしようと、旦那はフィッシュアイのデジイチで入ったのでニゴニゴの水中ではあまり被写体がなかったようだった。
イソギンチャク畑まで行って、水面に浮上して、半水面写真を撮ってみた。
とりあえず撮れたが、水の色は濁った深緑、陸地は黒い岩。あまり良い絵ではない。
練習なのでよしとした。水面は波の影響を受けてカメラを固定させるのが非常に難しかった。

天気も悪いし、ニゴニゴ、タンクも全て出はらってしまって到着を待つようだったので、1本だけで帰ってきた。
ドライでも後半は冷えてきたので、やはり今月いっぱいはウェットは無理かなぁと思った。

１本目で見られた生物は、ネンブツダイ、ソラスズメ、メジナ、キタマクラ、カサゴ、アミメハギ、アナハゼ、ヤドカリ、カワハギ、ウツボ、アオウミウシ、スミゾメミノウミウシ、カニ