テレビのニュースなどでも大瀬崎にハリセンボンの群れが現れたことは話題になっていたので、大瀬崎にハリセンボンを見に行こうということになった。
ショップで聞くと、昼間はばらけて浅いところにポツンポツンといるらしい。
波打ち際には打ち上げられたハリセンボンの干からびたのがたくさん見られた。
波もなく、水温も高く、晴天で2月だというのに1本目は1時間も潜ってしまった。
透明度の高い海水は蒼いクリスタルのようにキラキラと美しかったし、お目当てのハリセンボンのほかにも流れるようなスズメダイの群れや、キンギョハナダイの群れ、メジナの群れ、コバルトの羽を広げて滑空するホウボウや鮮やかなオレンジのオキゴンベ、銀色にきらめくボラの群れや大きなブダイ、浅瀬にはクサフグもたくさん見られた。
2本目は砂に半身潜ったオキエソやカンモンハタの群れ、アオヤガラやタカノハダイ、ミノカサゴに臆病で黄金色が鮮やかなミジンベニハゼに出遭った。また、百花繚乱のようなムラサキハナギンチャクもあちこちに大輪の花を咲かせていた。ウミシダやトゲトサカも鮮やかで撮りきれないくらい被写体がいた。
相棒(旦那)はデジイチのメディアがいっぱいになって撮り尽くしてしまったほどだ。
2本目はミジンベニハゼを撮ったのでデコが出て、終わり頃にはさすがに冷えてきて減圧のカウントダウンを待つのが少々つらかった。深いところにいる上に臆病な魚なので、ミジンを撮りにいくとどうしてもデコがでる。
ハリセンボンはというと、ニュースのような群れには逢わなかったが、かなり浅い水面近くにいた。
数固体に出遭ったが、どれもかなり弱っていた。
すでに死んでしまっている個体も海底に何匹も沈んでいた。
水深1mだったり水面近くだったりで、ドライだとジャスピンで撮るのがかなり厳しかった。
写真を撮るのも大変だったが、やはり低い水温で弱った魚は痛々しい。
本来は冬の伊豆にいるような種ではないのだから気の毒だ。
潮流の影響で流されて来たのも地球温暖化の影響なのだろうか。
2本潜ったあとは、沼津の寿司屋へ行った。焼酎のボトルが入れてあるのだった。
本日のお薦めにホウボウが書いてあったが、華麗な姿を楽しませてもらったあとはとても食べる気にはなれないのだった。好物のウニとアワビは食べてしまったけども(^_^;
2/20 1本目 湾内(セルフダイビング)
潜水時間60分 開始時11:11 浮上時12:11 Max18.0m Avg9.1m
水温15度 気温10度 透明度15m 残圧(200→)100 ウエイト3kg(ドライ・スチール10L)
2/20 2本目 湾内(セルフダイビング)
潜水時間48分 開始時13:27 浮上時14:15 Max23.5m Avg16.2m
水温15度 気温11度 透明度15m 残圧(200→)100 ウエイト3kg(ドライ・スチール10L) |
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