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11月20日(金)の夜7時に湘南の自宅を出発。本州最南端、和歌山県・串本までの距離は600km。運転時間は約12時間。旦那と交代で運転し、途中SAで休憩しながら串本ダイビングパークに到着したのは翌21日(土)の朝9時だった。
SAで仮眠しようと試みるものの、車のシートでは眠れず、徹夜で車に乗ったあとはさすがに疲れと寝不足で頭がボーっとしている。
疲れてはいたが、気持ちのよい青空と蒼い海が待っていた。日差しは温かい。実際の気温よりも温かく感じた。
タンクを借りて準備をし、水中マップと方角を確認してエントリー。明るいブルーの海に珊瑚礁が浮かび上がる。本州とは思えないような風景だ。
長旅の疲れも吹っ飛んだ。
しかし、明るい珊瑚礁の海は水深が浅く、2mを切る深度も少なくない。いつもの2kgのウエイトでは写真を撮るには不安定だった。2本目は潮も引いてくるので3kgにすると安定したので、1mくらいの水深からアオリで、ミラーのような水面に珊瑚礁が映る構図をたくさん撮った。
クマノミもたくさんいた。まだ幼魚のクマノミが可愛らしかったが、すぐに隠れてしまう。チョウチョウウオやツユベラなどカラフルな熱帯魚がたくさん泳いでいた。
串本の海にはシラヒゲウニという美しい大型のウニがいる。その名の通り白いトゲを持つ。紫の地色も鮮やかで、サンゴのカケラや貝殻をまとってオブジェのように点在している。
イバラカンザシも青色のほか、赤、白、黄色とあちこちに花のように開いていた。
顔に派手なペイントを施したような目立つ体色のヤマブキベラはじっとして被写体にはなってはくれないが、たくさんいて、まとわりつくようについて来る。
白いサンゴのかけらが散らばっている真ん中に白色のサツマカサゴが居た。サンゴのカケラと同化して景色に溶け込んでいる。伊豆・大瀬崎のサツマカサゴは黒っぽい岩のような色合いだが、棲んでいる環境によって擬態する色合いも変わってくる。身を守る技なのだろうが、すごい変身術だ。
串本の美しい珊瑚礁にもオニヒトデが居た。大きなオニヒトデは何本もある触手に頑丈で痛そうなトゲがたくさん生えていた。串本にもオニヒトデが居たのには驚いた。
11/21 1本目 串本ダイビングパーク前ビーチ(セルフダイビング)
潜水時間60分 開始時10:24 浮上時11:24 Max5.5m Avg3.7m
水温21度 気温12度 透明度20m 残圧(200→)120 ウエイト2kg(ドライ・スチール10L)
11/21 2本目 串本ダイビングパーク前ビーチ(セルフダイビング)
潜水時間47分 開始時12:46 浮上時13:33 Max7.3m Avg4.6m
水温21度 気温14度 透明度20m 残圧(200→)140 ウエイト3kg(ドライ・スチール10L) |
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