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この日は午前中のドルフィンスイムだった。波・うねりともに相変わらず残っていたが、御蔵島の周りでは少し収まってきたようにも感じた。しかし、表層は流れる!イルカを追いかけていると、気がついた時にはかな〜り船から離れてしまい、潮に逆らって泳いで船までたどりつくのにかなり体力を消耗した。
それでも、この日もイルカの群れに遭遇し、イルカと併走して泳いだ。イルカの瞳はやさしそうだった。
群れと交錯すると彼らの鳴き声が体中に振動しながら伝わってくる。『キュィィ〜〜ン』というような高い金属音のようななんともいえない泣き声だ。耳から聞こえる音というより、体中が揺さぶられるように響いてくる。
彼らはあの鳴き声で仲間とコミュニケーションをとっているのだ。
他の船のガイドさんが、一頭のイルカにビニールの切れ端を渡すと、イルカはその白いビニールの切れ端で遊んでいた。イルカはしばらくビニールの切れ端で遊んでいた。
この日はラッキーなことにアオウミガメにも遭遇した。海底付近にいたので、寄れなかったが、遠めの写真を何枚か撮った。
スイス人の女の子が一人で参加していたが、戻る船を間違えたのか、戻ってこなくて心配したら、遠くのほうからまるで書護身のケビン・コスナーのようにクロールでガシガシ泳いで戻ってきた。タフだなぁと感心した。
一緒に潜ったグループの人達と、偶然帰りの船で一緒になり、しばし、ダイビング談義に花が咲いた。
遠征先でダイバー仲間が増えるのも旅の楽しみのひとつだ。
三宅島から御蔵島へのドルフィンスイムの漁船は出航できたが(条件つき)、東海汽船の客船は御蔵島への寄港はなかった。帰りの客船(かめりあ丸)はすいていて静かだった。
9/22 8:30-10:30 ボート・スキンダイビング (波高3m・うねり大)
水温26度 気温24度 透明度5-15m ウエイト0kg(5mmウェット) |
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