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去年は7月26日に本栖湖で潜った。1年ぶりの高所潜水・淡水ダイビングとなる。
今年はバディの亡父の13回忌を山梨の都留のお寺で行ったあと、本栖湖のロッジに泊まって翌日に湖で潜った。
本栖湖はキャンプの人気スポットでキャンプをする人は多い。しかしロッジに宿泊しているのは私達夫婦だけだった。夕方はヒグラシの鳴く声を聞きながら夕景の富士をながめ、夕食もロッジのレストランで二人だけ。静かなロッジを貸しきり状態で贅沢な時間を過ごす前泊となったのだった。
到着日は時々雨が降る不安定な天候で、ダイビング当日も天気が心配であったが、朝食時には濃い霧が流れていったりするのを見たりしたものの、準備を終えてエントリーする頃には薄日も射して気温も上がってきた。
水温は先週潜った黄金崎とはほとんど変わらないが、ヒンヤリとした山の冷気のせいか涼しく感じられた。
前日の雨のせいか、昨年ほどの透明度はなかったが、山の湖ならではの静寂なダイビングを楽しむことができた。
今回も去年と同じく、国際バンガロー前で潜った。ここはテントがひしめく本栖湖の湖岸の中でもあまり人がいない穴場のスポットだと思う。とはいえ、釣り人には気をつけなければならない。
タンク2本を借りる予定だったが流れがまったくなく、浅い水深をとったためもあり、2本目も残タンクで潜れてしまった。
見られた魚はブラックバス・アユ・ヌマチチブなど。巨大なシジミやカラスガイの仲間、カワニナなどの貝類も見られた。
わたし的には寄れる淡水のハゼ達もかわいかったが、湖の中に沈む沈木の幻想的な風景が魅力だった。
昨年、撮影して地球の海フォトコンテストの環境部門に入選したゴムボールが刺さった沈木の風景(作品名:眠れる異物)もそのままの姿で湖底に存った。今回は普通の画角で撮ってみた。(フォトコンに応募した写真はフィッシュアイ)。
海水でもスチールタンクの場合はウエイトゼロでも若干沈み気味の私は、真水では絶えずBCに吸気していないとズブズブ沈んでいってしまう。湖の底は片栗粉のように細かい泥が堆積しており、着底したあと体を浮かす時、そぉ〜っと離れなければならないが、指一本で支えて静かに離れても多少の煙幕は生じてしまう。いったん舞い上がった細かい泥は煙のようにたなびいてしまうから気を使う。
また、あちこちにルアーの疑似餌や沈木に釣り糸がからんでおり、機材をひっかけないように注意しないとファーストステージなんかに絡んでしまうとやっかいだと思った。釣り糸対策にハサミを携帯しているといいかもしれない。
7/19 1本目 本栖湖・国際バンガロー前(高所潜水・淡水・セルフダイビング)
潜水時間36分 開始時10:17 浮上時10:53 Max11.9m Avg7m
水温19-22度 気温26度 透明度3-8m 残圧(190→)150 ウエイト0kg(5mmウェット・スチール10L)
7/19 2本目 本栖湖・国際バンガロー前(高所潜水・淡水・セルフダイビング)
潜水時間29分 開始時11:39 浮上時12:08 Max9.5m Avg6.7m
水温17-21度 気温26度 透明度3-8m 残圧(150→)110 ウエイト0kg(5mmウェット・スチール10L) |
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