Up 2009.4.25 琴ヶ浜 Slideshow

2009年4月25日は真鶴ダイビングサービスにおいて、デジカメ水中写真コンテスト第6回高砂淳二杯「あなたが選ぶ真鶴と根府川の海」が開催される日でした。
8時半くらいに集合と聞いていたので、朝7時には家を出発し、1時間弱でショップに到着しましたが、朝から天候は悪く土砂降りです。前日の天気予報では大雨にくわえて5m前後の波とのことでしたが、見事に予報通りの天気となってしまいました。琴ヶ浜は東伊豆のポイントがクローズドでも波の影響を受けずに潜れる事が多いですが、さすがに少し波が立っていました。

ダイビングの海況としては、新月の干潮の時間帯にあたってしまったため、風雨にくわえてゴロゴロと出てしまった岩場を歩きながらのエントリー・エキジットとなり、少々過酷でした。いつもはロープをつかみながら入って行けるのですが、潮がとことん引いてしまっているので、ロープは地べたに張り付いてしまっています(^^;;
やっと、腰をこえる水深まで進んでフィンを履こうとして、足元を見ますが、あまりに濁っていて、フィンが見えません。フィンのボケットにどうにかブーツをつっこんで、見えないストラップを手探りでつけました。

バディと、サザエ根の前まで水面移動して潜行しましたが、バディのすぐ後について潜ったものの、バディの履いている白いフィンが少しでも離れると見えなくなってしまいます。指先に触れる距離で離れないように潜っていきました。

海中の水温はダイコンは17度を示していました。雨が降って吐く息も白かった浜辺より海の中のほうが暖かいような気がしました。しかしながら、透明度は今まで経験した中でおそらく一番低かったであろう50cmあるかないかの視界です。サザエ根付近ではすぐ横から他のパーティーのブザー音が聴こえるのですが、まったく見えません。
私も衝突をさけるために時々ダイビングベルを鳴らしていました。

沼のような海の中では、根を離れると迷子になりそうなのと、動くとバディをロストしそうであったので、あまり動かずに被写体を探しましたが、見えるところは目の前のライトがあたる部分に限られてしまい、根の壁沿いで被写体を探しましたが、イソギンチャクが固まってついているのが花壇のようで綺麗でした。
岩沿いではイソカサゴを何匹か見つけ、穴の奥に隠れているタコの目を見つけることもできました。
ほかに見られた生物はカワハギ、キュウセン。
おおきなエソらしきものがニゴリの中から目の前をかすめて泳ぎ去って行きましたが、種類は不明です。

1ダイブを終えたあとは作品発表と授賞式、そのあとバーベキュー大会がありました。
風雨が強くなる中でのバーベキューは屋根はあるものの、びしょ濡れになってしまいましたが、荒れる海を目の前に見ながらサバイバル気分を味わい?他のグループもそれなりに楽しんでいるようでした。大きなサザエが美味しかったです。
朝8時前から16時半くらいまで、たっぷり一日イベントを楽しむことができ、また、昨年の忘年会以来、高砂淳二さんと会えてゆっくり海の話をすることが出来たので、貴重な時間を過ごすことができた一日でありました。
また月刊ダイバーからも取材の方が見えていて、参加者一同の集合写真を撮っていただき、8月号に掲載されるそうです。

天候悪化のため、この日は残念ながらキャンセルが相次いだそうで、結局30人くらいがキャンセルしたと聞きました。ショップからの参加者がほとんどで、個人での参加は私とバディ(旦那)だけでしたが、他のショップのイントラさんとも海の話が出来たりして楽しかったです。
ダイビングに行く時は、透明度が高いベストコンディションの海ばかりではないという事、自然は人間の思い通りのステージにはならないという事や、悪い海況で対処するスキルを再認識する意味でも良い経験であったと思います。

4/25 1本目 サザエ根 セルフダイビング
潜水時間42分 開始時9:42 浮上時10:24 Max9.5m Avg7.0m
水温17度 気温12度 透明度0.5m 残圧(190→130) ウエイト3kg(ドライ・スチール10L)


ガンガぜ
P4250014
イソギンチャク
P4250018
イソギンチャク
P4250025
イソギンチャク
P4250039
イソカサゴ
P4250038
イソカサゴ
P4250046
ナマコ
P4250050
イソカサゴ
P4250033
イソカサゴ
P4250056
イソカサゴ
P4250058
ヒゴデ
P4250040
タコ
P4250055

Total images: 12 | Last update: 4/26/09 11:02 AM | © JAlbum & Chameleon | Help